ウェブ解析士と私 〜「ログの日」に寄せて〜

こんにちは、高橋でした。

※この記事、書きさしでずいぶん長いこと放置していたのだが、今日は「ログの日」ということらしいのできちんと書こうと思う。

昨年末、1年(というか2年)の振り返りをしてみたのだが、私がデジタルマーケティングの世界に身を置いて最初期の頃から関わっている「ウェブ解析士」について書いてみようと思う。

元々、ウェブ解析士などというものがあることなど知らなかった。

2018年の初め、勤め先で突如としてデジタルマーケティングの世界に身を置くことになった。その経緯は別のブログにも書いたので省略するが、なにぶん社内チーム立ち上げの時期である。周りにマーケティングのことを教えてくれる人はいない。ましてや「デジタル」と付くと聞こえはいいが、何をやる人なのかも全く想像できないし、想像してももらえないと思った。

当時社内には、まだ十分に活用がされているとは言えないマーケティングオートメーション(MA)ツールが導入されていた。それも活用してデジタルマーケティングに取り組んでいくことになるのだが、当時の上長が全社報告で「このチームでMAを推進していく」と繰り返し言うものだから、チームに所属する二人(Kさんと私しかいない)には「MAの人」という珍妙な肩書きが定着しつつあった。部分的には間違っていないのだが、社内のそこそこ偉い人たちにも「MAの人」と言われて褒められているのか揶揄されているのかよくわからない状態だったりした。

話が逸れてしまったが、とにかくKさんと私の二人で(MAも含めて)デジタルマーケティング全般に取り組むことになった。その立ち上げプロセスは手探り以外の何物でもなかったのだが、とにかく周りに認知してもらい、協力体制を築く必要があった。それと同時に、そもそもデジタルマーケティングとは何か、ということを体系的に知っておく必要があった。

そんな頃、たまたまKさんの名刺を見せてもらったときに
「ウェブ解析士 (認定番号 WAC XXXXXXXX)」
という肩書きが入っていて、何ですかこれ?と尋ねたら誰それに勧められて取ったのよ、あなたも取ったら?といってテキストを貸してくれた。分厚いそのテキストには付箋とマーカーで書き込みがぎっしり入っていて、うわぁ…こんなに勉強しないと取れない資格なのか…と思いつつ、最初のページをパラパラと眺めてこれはデジタルマーケティングが網羅的に学べるんじゃないかな、と直感した。そしてそのまま、Amazonで自分の分のテキストを注文した。

元々私は肩書きから入るタイプの人間で、どうせ何かを学ぶなら周りの目に見える形にしたいと考えていた。これからデジタルマーケティングの考え方を社内で広げていくにあたって、箔が付く肩書きが欲しかったというのが正直な気持ちだった。

テキストが届いてからは1ヶ月くらいとにかく独学でテキストを読み込んだ。当時のテキストには演習問題もあったのでそれを繰り返し解いていった。理解には実践も必要だと思い、自分のサイトにトラッキングコードを仕込んでGoogle アナリティクス やGoogle Search Console も使い倒してみた。(その副産物でウェブ解析士に先立ちGAIQが取れた)

ある程度テキストの内容が理解できたな、と思った段階でウェブ解析士認定試験を申し込んで、期日ギリギリに受験して何とか合格することができた。60分で60問やれというのは正直無茶な設定だなと思いつつ、いざやってみるとCPAやらCVRの計算も時間内で結構できるものだなと感じた。

そんな感じで晴れてウェブ解析士に認定されて、名刺に肩書きをいれてもらったときには随分と嬉しかったことを思い出す。

肩書きは揃ったのでここからは実践ということで、新しく売り出すサービスのウェブサイトのディレクションや、構築後のウェブ解析、レポーティング、施策提案と実践、振り返りを繰り返していった。ウェブサイトやMAツールで訪問者の行動が見えて、PDCAを回すことでその行動が少しづつ思うように変わっていくことが何よりの成果だった。

秋には上級ウェブ解析士を目指すことにした。この時の動機も肩書きに「上級」を書き足したいという不純極まりないものだったが、資格認定のためのレポートを30ページほど書くというプロセスはとてもよい学びになった。

冬になり、DoorKeeperで流れてきたカリキュラム委員会に参加しませんかという案内を見て、何だかよくわからないけどウェブ解析士協会のコアな活動を垣間見るのも面白いかな、と思って参加してみた。結果的にはこのコミュニティに参加したことで人脈がすごい勢いで広がったし、デジタルマーケティングの世界の学びをさらに広げることができたと思う。次年度テキストの執筆(とはいってもリライトだけど)にも関われた。

ずいぶんダラダラと書いてしまった。

とにかく、ウェブマーケティングの世界に身を投じる人なら、ウェブ解析士はお勧めしておきたい。なぜなら、マーケティングの基礎、デジタルマーケティングの重要なファクターであるウェブ解析、その結果を人に伝えるためのレポーティング技術まで網羅的に学べるからである。
それと、ウェブ解析士は取得することや維持していること自体にはそれほど意味がなくて、やはりコミュニティに参加してみて初めて価値が見出せるものかなと思う。なので委員会活動への参加もぜひオススメしておきたい。

とりあえず今回はそんなところですかね。

そうそう。
どうせなら最高峰のウェブ解析士マスターを取りたいって会社に掛け合ってみたんですが速攻で却下された(理由は割愛)ので、もっと偉くなった or お金持ちになったら挑戦しようかなと思います、笑

そんな感じで、また。