朔日詣り

ついたちまいり、と読む。毎月の始めに氏神様にお詣りする習慣だ。

今の家に引っ越してきてから、朔日が休日の時にはお詣りするようにしている。それまでは神社をお詣りする習慣などなかったのだが、せっかく新しい土地に引っ越すのだからと神社本庁に氏神様はどこかと尋ね、それから習慣になっている。いわゆる「3密」とは無縁の、いつ行っても誰もいない小さな神社だ。

そのご利益かどうかはわからないが、いま災いになっている病に罹るとか、仕事や家庭環境が崩れたりといったことはない。今のところ、だが。

思えばここ2ヶ月くらいで、大きく環境が変わった。自らの周りだけでなく、世界中が。人々の生き方もすっかり変わり、当たり前でなかったことが当たり前になり、新しい悲しみを共有する世界に変わってしまった。
そして愉しいことも生み出され、共有されている。今年の初めまで、こんなことが起こるなど予想もしていなかったが、人間はつくづく強かな共同体なんだなと思う。

以前の環境にはもう戻れないのかもしれないが、早く穏やかな日々が戻ることを願っている。今日のお詣りでもそんな願いをこめつつ。