Retrospectiveと”いい肉の日”

こんにちは、高橋でした。

今日は11月29日、「いい肉の日」。
実は今日がその日だということに気づいたのは夕方になってから。
会社のチームで毎週金曜日夕方に”Retrospective”というものをやっていて、そこでメンバーが口にしたのでそうか、なら肉食いに行かなきゃな、と思って急遽「松のや」に行ってきた。松屋がやっているとんかつ専門店である。

西新宿にあるオフィスから帰宅するとき、たまにふらっとここに寄る。手ごろな価格で揚げたてのとんかつが食べられるのはとてもありがたい。

さて。

この「いい肉の日」に気づかされた”Retrospective”とは何か?という話をしよう。

「レトロスペクティブ」と読む。「レトロ」と略することもある。直訳すると「過去を振り返る」。
チームビルディングの一環として外資系企業で取り入れられているらしいと聞いて、4人いる私のチームにも取り入れてみようと提案して半年前くらいからゆるい感じで始めた。所要時間は1時間くらいだが、30分くらいでもできる。

用意するもの

  • 音漏れのしにくい個室
  • BGM
  • おやつや飲み物
  • ホワイトボード
  • ホワイトボード用のマーカー(同じ色のものを人数分、違う色のものを1本)
  • 付箋

具体的な手順はこんな感じ。


  1. 日程は毎週金曜日の夕方など、仕事が区切られるタイミングで設定する。
    毎週やるのが難しければ隔週とか月1回とかでもよい。
  2. 個室に集まる。
  3. うるさくない程度にBGMをかけておく。モバイルスピーカーとiPhoneなどがあれば十分。軽く食べられるおやつも用意しておこう。とにかくメンバーがリラックスできる環境を作る。
  4. チームのファシリテータを一人、あらかじめ決めておく。毎週やるなら持ち回りがいいかも。以降はファシリテータが仕切る。
  5. 前週のRetrospectiveで付箋に書いたタスク(後述)を読み上げる。このとき、片付いたと思われるタスクは付箋ごとあとで処分する。
  6. ホワイトボードをマーカーで3つに区分けし、それぞれ
    ・よかったこと
    ・あまりよくなかったこと
    ・よくなかったこと
    をタイトルとして書いておく。
    文字ではなく、絵心のあるファシリテータなら「笑っている顔」「普通の顔」「泣いている顔」のようなイラストを書いても良い。
  7. 15分のタイマーをかけ、各メンバーはその1週間で起こった「よかったこと」「あまりよくなかったこと」「よくなかったこと」をホワイトボードに書き出していく。このとき、ボードマーカーの色は統一しておくといい。
    書き出す内容は仕事のことだけでなく、プライベートなことでもいいし、どんな些細ことでも構わない。むしろ、そういうゆるい感じのことも積極的に書いていこう。
    ただし、詳細には書かないのがポイント。例えばこんな感じ。
    ・○○の企画資料
    ・今年も残り3ヶ月
    ・台風すごかった
    他のメンバーから見ると「なんのことだ?」と思うかもしれないが、それでよい。おしゃべりしながら気軽に書き出していこう。ただしこの時点でネタバレはしないようにする。
  8. メンバーは書きながら、他の人が書いた内容に共感したら何かしら記号をつける。顔文字とか”?”とかでもいい。例えば、
    ・台風すごかった +☺️+💦
    みたいな感じ。
  9. 15分経ったら書くのをやめる。
  10. ファシリテータは書かれた内容をどれか一つピックアップして読み上げ、「それを書いた」メンバーがどういうことか補足する。
    このとき、他のメンバーはなるべくポジティブに反応することにつとめ、褒め称えたり拍手したりする。悪い内容であっても書いた人やチームを否定するような発言はせず、とにかく前向きに。ファシリテータは場が盛り上がるよう、おしゃべりを促したりツッコミを入れよう。
    例えばこんな感じ
    ファシ「『○○の企画資料』…これは誰が書きましたか?」
    Aさん「はい、私です。頑張って作ったら、課長に褒められました!」
    メンバー一同「おー!やったね!」(拍手)
  11. やりとりが終わったら、またどれか一つをピックアップして…を繰り返す。
    ピックアップする順番はファシリテータが自由に決めて良い。ただし「よかったこと」だけを最初の方に片付けてしまうと、後になるにつれ盛り下がりがちになるので、バランスを考えてピックアップしていこう。最後に読み上げる内容が一番盛り上がりそうなものにするといい感じで終われる。その辺りは慣れというか、ファシリテータの腕の見せ所にもなる。
  12. このやり取りの中で、タスクとして取り組んだ方がよいと思われることが発生した場合は、付箋に書いておく。
  13. 読み上げが終わったら、最後に付箋を確認。誰がこのタスクを担当するのかも皆で再確認する。
  14. 「また1週間頑張りましょう、今週もお疲れさまでした!」でみんなで拍手して締める。

こんな感じで盛り上がりつつ、また1週間チームで頑張ろうという空気が醸せたら成功。企業の雰囲気にもよるのかもしれないけど、チームビルディングについて模索しているチームは取り込んでみてはどうだろうか。

私のチームはこれで劇的に何かが良くなったとかそういうのはないが、チームの緩いつながりを作るのにはなかなかいい手法だなと感じている。

ということで、また。